本日は、地盤改良工事をご紹介します。
地盤改良には、主に次の3種類があります。
表層改良工法 柱状改良工法 鋼管杭工法
表層改良とは、軟弱地盤の層が地表から2メートル以内の場合に軟弱地盤層の強度を上げ、下部の良好地盤層と一体化させて支持地盤を造る工法です。
柱状改良とは、軟弱地盤が2メートル以上8メートル以下の場合に用いられる方法で土の中にコンクリートの柱を造ってしまう方法です。
鋼管杭とは、建物の地盤が軟弱な場合に地中に打ち込む鋼製の杭のことで、深度30メートルほどまで施工可能です。
先日の地盤調査報告書をみて検討した結果、4メートル位まで粘性土だった為、柱状改良工法での地盤改良工事を行うことになりました。
掘削する機械の先端からセメントミルクを注入しながら設計深度まで掘削します。
柱の径は60センチ、1820ミリ間隔で配置します。
柱状改良に掛る費用は1階の床面積が20坪程度で深度4~5メートル程度を改良する場合、およそ60~100万円ほどが目安です。
今年、家づくりで重視したいことランキングでは、第一位に地震が選ばれております。(リクルート調べ)
いろいろな、工務店さん、ハウスメーカさんでも耐震構造、制震構造、免震構造などのいろいろな商品があります。
しかし、軟弱地盤の上にいくら地震に強い構造の建物を建てても不同沈下などが起きては意味がありません。
建築する前には、地盤調査を実施し、その結果に基づいて建築する事をお勧めします。
柱状改良工事写真